今ここには何も無い

 

 

 
今こここの瞬間には、
苦しみや悲しみは存在しない。
 
たとえ数秒しか経過していなくても過去は過去。
 
過去とは記憶。記憶とは過去。
 
目の前の出来事を悲しい出来事だと感じるということは、
その出来事が悲しいことなんだと判断しなければならない。
 
赤ちゃんは自分名義の預金が盗まれても、
まったく悲しむことは無い。
 
 
判断したということは、
たとえ0.0001秒前の記憶であったとしても、
記憶を使わねば判断できない。
 
つらいと感じているということは、
過去の記憶にアクセスしていることになる。
 
 
今日、学校で、あるいは会社で、
友達や上司にいじめられて、
その日の夜に家に帰ってきて泣いているとする。
 
あきらかに記憶にアクセスして泣いていることがわかる。
 
 
今こここの瞬間には、
不安や恐れは存在しない。
 
それらは妄想の中でしか存在できない。
 
過去のデータの中から、
二度と経験したくないと思い込んでいるデータにアクセスして、
無意識のうちに妄想を膨らませているだけのこと。
 
万が一、妄想通りに実際に起きてきたとしたら、
その出来事は過去のデータとして、
瞬間瞬間に記憶の中に記録されていくだけ。
 
起きてしまったあとは、
ただ記憶としてデータベースに書き込まれていくだけ。
 
 
そのデータにわざわざアクセスして、
またまた辛さを感じて、
またまたさらに妄想を駆使して不安を感じている。
 
今ここには、何も無い。
 
今ここには、何も起きてきていない。
 
1秒でも過ぎ去ってしまえば、今ここには何も無い。
 
過ぎ去ってしまえば、それはすべて過去の出来事。
 
記憶の中だけの出来事に変わる。
 
 
あなたが今ここでしている呼吸に意識を向けてみよう。
 
息を吸ってる、息を吐いてる、息を吸ってる、息を吐いてる。
 
そうやって今ここでしている呼吸に、
集中して意識を向けて居られるときには、
苦しみや悲しみも、不安や恐怖も、
今ここには無いことがハッキリわかる。
 
 
苦しみや悲しみは、
記憶というデータを使ってやっている
思考の連想ゲームの中にだけ存在できる。
 
不安や恐怖は、
記憶というデータを使ってやっている、
思考の予想ゲームの中にだけ存在できる。
 
 
それらのことさえ理解して、
納得することができてしまえば、
思考の連想ゲームや予想ゲームを
自分が楽しくなるように使えるようになる。
 
 
 

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